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天狐あやかし秘譚
第110章 機略縦横(きりゃくじゅうおう)
導かれるがままに、精を吐き出す。
女の昏い、昏い、穴の奥に・・・

俺が女を躾けているのか・・・
 それとも、俺が躾けられているのか・・・

一瞬そんな思いがよぎったが、振り返り、よだれを光らせた口元を緩めて自分を見上げる女の顔を見たら、再び腹の奥から熱いマグマのような欲望がたぎってきてしまう。

「ねえ・・・もう一度・・・もっと深く・・・もっと・・・奥に・・・」

女が首に手を回してくる。
精液と唾液で濡れた唇を押し付けてくる。

男の頭はまた、ふわりと痺れる。

ああ・・・いいか、そんなこと、
俺は、こいつが抱ければ、満足なのだから・・・。
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