この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天狐あやかし秘譚
第109章 青天霹靂(せいてんへきれき)
ものすごく穿った見方をすれば、ここで和弥が犯人、もしくは犯人とつながりがあるとなれば、社長レースからは脱落するわけで、その分、自分の恋人の朔弥が有利になる・・・みたいな計算が働いたのか?・・・なんてことすら思ってしまった。
それこそ『ミステリー小説の読みすぎ』と言われてしまいそうだが・・・。
西園寺様は、吾嬬が言う和弥とつながりがあるという地元ヤクザの組織名を手帳に控えた。そして、もう少し社長のそばにいたいから、と言う吾嬬を病院に残し、私たちはそこを後にした。
時刻は22時を回っている。
私たちも宿泊しているホテルに帰らないと、そろそろ明日の活動に支障がありそうな時間になっている。
だけど・・・
「いいんですか?西園寺様。吾嬬を残してきてしまって」
「ん・・・まあ、いいんじゃないかな?一応、吾嬬にも県警の呪殺班が監視についているし、部屋には結界が張ってあるから簡単には悪さはできないしね。」
「そうではなくて・・・二人でなにか口裏合わせたりすることもあるのでは?」
「それは県警が釈放してるんだからいいんじゃない?・・・プロが何もないと判断したんだから、それを信じようよ」
「そう、でしょうか・・・?」
まあ、とにかく今はホテル帰って寝ようよ・・・
そう言って、西園寺様は大きくあくびをしながらぐいと伸びをする。
「和弥が犯人最有力候補ってことで浮上してきたわけだし・・・案外、明日には片がつくかもよ」
そう言って、またいつものようにのんびりとした笑みをこぼしていた。
それこそ『ミステリー小説の読みすぎ』と言われてしまいそうだが・・・。
西園寺様は、吾嬬が言う和弥とつながりがあるという地元ヤクザの組織名を手帳に控えた。そして、もう少し社長のそばにいたいから、と言う吾嬬を病院に残し、私たちはそこを後にした。
時刻は22時を回っている。
私たちも宿泊しているホテルに帰らないと、そろそろ明日の活動に支障がありそうな時間になっている。
だけど・・・
「いいんですか?西園寺様。吾嬬を残してきてしまって」
「ん・・・まあ、いいんじゃないかな?一応、吾嬬にも県警の呪殺班が監視についているし、部屋には結界が張ってあるから簡単には悪さはできないしね。」
「そうではなくて・・・二人でなにか口裏合わせたりすることもあるのでは?」
「それは県警が釈放してるんだからいいんじゃない?・・・プロが何もないと判断したんだから、それを信じようよ」
「そう、でしょうか・・・?」
まあ、とにかく今はホテル帰って寝ようよ・・・
そう言って、西園寺様は大きくあくびをしながらぐいと伸びをする。
「和弥が犯人最有力候補ってことで浮上してきたわけだし・・・案外、明日には片がつくかもよ」
そう言って、またいつものようにのんびりとした笑みをこぼしていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


