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天狐あやかし秘譚
第109章 青天霹靂(せいてんへきれき)
石川によると、数年前から朔弥は妻との関係は冷めきっており、自宅にはあまり寄り付かなかったそうだ。それが、おおよそ1年前、秘書の吾嬬を雇ってからというもの更に酷くなったらしい。県警の刑事が軽く調べただけでも、その頃から家に帰るのは3日に一度、ひどいと1週間くらい帰らないこともあったという。
「じゃあ、不倫相手って・・・?」
「秘書の吾嬬千鶴です」
石川はさらりと言ってのけた。警察の世界ではこの手の話はよくあるらしい。いわゆる男女の怨恨ってやつだ。
私には到底納得できない。
そもそも冷めたなら、その時点で別れてやり直せばいいし、恋人を作るのはその後だ。
どうしてもそう思ってしまう。
黙って眉間に深いシワを寄せる。
そんな私に構わず会話は続いていく。
「吾嬬の身柄は今、所轄の警察署にあります。どうしますか?最初に吾嬬の話を聞きますか?今のところ彼女は何も見ていない、と言ってるらしいですが」
「ええと・・・吾嬬の方はいいや。朔弥は今、話ができるの?」
「ええ、弾は貫通していて、手術の必要もなかったみたいです。今は病院の一般病棟で警察官の警護の元、療養しています。医師によれば3日もすれば退院も可能だそうです。」
「じゃあ、やっぱり朔弥の話を聞くのが先だな」
というわけで、私たちは朔弥が入院している市立病院に向かうことにした。
「じゃあ、不倫相手って・・・?」
「秘書の吾嬬千鶴です」
石川はさらりと言ってのけた。警察の世界ではこの手の話はよくあるらしい。いわゆる男女の怨恨ってやつだ。
私には到底納得できない。
そもそも冷めたなら、その時点で別れてやり直せばいいし、恋人を作るのはその後だ。
どうしてもそう思ってしまう。
黙って眉間に深いシワを寄せる。
そんな私に構わず会話は続いていく。
「吾嬬の身柄は今、所轄の警察署にあります。どうしますか?最初に吾嬬の話を聞きますか?今のところ彼女は何も見ていない、と言ってるらしいですが」
「ええと・・・吾嬬の方はいいや。朔弥は今、話ができるの?」
「ええ、弾は貫通していて、手術の必要もなかったみたいです。今は病院の一般病棟で警察官の警護の元、療養しています。医師によれば3日もすれば退院も可能だそうです。」
「じゃあ、やっぱり朔弥の話を聞くのが先だな」
というわけで、私たちは朔弥が入院している市立病院に向かうことにした。

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