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天狐あやかし秘譚
第106章 形勢逆転(けいせいぎゃくてん)
☆☆☆
「で、お前、なんか大変だったんだって?」
「ああ、もう勘弁してくれよって感じ。全く身に覚えないんだぜ?」
「んなこと言って、実はひでー振り方したとかじゃねえの?」
「ないない!全然・・・向こうはなんか『優しくしてもらった』みたいなこと言ってたらしいんだけど、こっちは、全然覚えてねーし」
「よ!罪作りだね、色男!」
「そうだそうだ、モテるってことはいいことじゃねーか」
「冗談・・・誰があんなメンヘラ女!願い下げだね」

ははははは・・・

橋本と、その友人二人が、狭い部屋にぎゅうぎゅうに座って宅飲みをしていた。大学時代、同じ登山サークルだったこの3人は、別々の会社に就職した後も、いまだにこうして月に数回は飲み会をするほど仲が良かった。集まれば話題は山のこと、仕事のこと、そして・・・女のことが中心になる。そんな彼らだ。先日橋本が見舞われたストーカー事件に食いつかないわけがない。

そもそも、橋本が陰陽寮の支援を受けるに至ったのも、この部屋の主である武井を介してのことだったのだ。

「でもお前の部屋、ずっと監視されてたんだろ、まあ、正直気味悪いわな・・・」
「で?どうだったん?お前、見られてなんか恥ずかしいこととかしてなかったわけ?」
「ああ、それな!オナってたとかよ」

ぎゃはははは・・・

男が三人寄れば猥談も始まろうというもの。実のところ、あの盗撮・盗聴が始まったのが1月ごろとのことだと聞いた。そこからすでに5ヶ月が経っているわけで、その間に健全な男が一度も自宅で自慰をしないことなどありえない。当然、橋本も身に覚えがある。不幸中の幸いだったのが、その間、特に深い付き合いになった女性がいなかったので、部屋に連れ込んで、事に至るなどという場面がなかったことだ。もし、そんなことがあったら、その女性に申し訳が無さすぎる。

そんな橋本の気も知らずに、友人二人は『女の方もしてたりしてな』『橋本見て!?』等と言いながら、笑い合っている。

人の気も知らねーでよ!

よっぽど言い返してやろうかと思ったが、この手の冗談に真顔で言い返すのもカッコ悪い。さて、どう受け流したものか・・・そんなことを考えている時、ちょうどいいことにぴんぽんと玄関のチャイムが鳴った。
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