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天狐あやかし秘譚
第106章 形勢逆転(けいせいぎゃくてん)
これでここから逃げられると思った橋本は、『あ、さっき頼んだピザだよな・・・俺、出てくるよ』とそそくさと玄関に向かった。
ぴんぽーん、ぴんぽん、ぴんぽん、ぴんぽん!
いやに呼び鈴を連打してくる。大して遠くない玄関先に向かう間に5〜6回は呼び鈴が鳴る。しかも最後にはどんどん、どんどん、と戸を叩く音までした。
なんだ??
「橋本さん!橋本さん!そこにいるんでしょう!?」
男性の声だった。聞き覚えがある。これは確か・・・
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
そう言えばさっきの女も、同じようなことを言っていた。まだ怪異がいるとか、危険だから外に出るなとか。
クソ、こんなところまで追っかけてきやがったのか!?
一体何だってんだ!
「どーしたー橋本〜ピザじゃねえのか?」
部屋の方には九条の声は届いてないらしい。武井の間延びした声が聞こえてきた。
その反対側では、相変わらず、どんどん、どんどん、と激しく戸を叩く音がする。
一度は居留守をしようかと思っていた橋本は、再び扉の方に目をやった。
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
ゴクリ、と喉が鳴る。
一歩、また、一歩と橋本は慎重に扉に近づいていった。
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
どんどん、どんどん!
あの男性が、これだけ言ってるんだ。なにか本当に急を要する事態なのかもしれない。
そう思い、扉を開けようとした時、ブルッと尻ポケットでスマホが振動した。
今度は何だ!?
どんどん、どんどん、どんどん!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
スマホを取り出す。どうやら着信があったようだった。ブルブルとバイブが震えていた。
スマホをひっくり返して画面を見た。
ブブブブ、ブブブブブ
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
スマホ画面には『宮内庁・九条』とあった。彼の名刺にあった携帯の番号からの着信・・・?
どんどんどん、どんどんどん!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
どんどん、どんどん!!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
ぴんぽーん、ぴんぽん、ぴんぽん、ぴんぽん!
いやに呼び鈴を連打してくる。大して遠くない玄関先に向かう間に5〜6回は呼び鈴が鳴る。しかも最後にはどんどん、どんどん、と戸を叩く音までした。
なんだ??
「橋本さん!橋本さん!そこにいるんでしょう!?」
男性の声だった。聞き覚えがある。これは確か・・・
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
そう言えばさっきの女も、同じようなことを言っていた。まだ怪異がいるとか、危険だから外に出るなとか。
クソ、こんなところまで追っかけてきやがったのか!?
一体何だってんだ!
「どーしたー橋本〜ピザじゃねえのか?」
部屋の方には九条の声は届いてないらしい。武井の間延びした声が聞こえてきた。
その反対側では、相変わらず、どんどん、どんどん、と激しく戸を叩く音がする。
一度は居留守をしようかと思っていた橋本は、再び扉の方に目をやった。
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
ゴクリ、と喉が鳴る。
一歩、また、一歩と橋本は慎重に扉に近づいていった。
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
どんどん、どんどん!
あの男性が、これだけ言ってるんだ。なにか本当に急を要する事態なのかもしれない。
そう思い、扉を開けようとした時、ブルッと尻ポケットでスマホが振動した。
今度は何だ!?
どんどん、どんどん、どんどん!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
スマホを取り出す。どうやら着信があったようだった。ブルブルとバイブが震えていた。
スマホをひっくり返して画面を見た。
ブブブブ、ブブブブブ
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
スマホ画面には『宮内庁・九条』とあった。彼の名刺にあった携帯の番号からの着信・・・?
どんどんどん、どんどんどん!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」
どんどん、どんどん!!
「橋本さん!橋本さん!!そこにいるんでしょう!?」
「九条です!ここを開けてください。緊急事態です!」

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