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淫夢売ります
第35章 鎖とドレス:心の鎖
やめて・・・と言う前に、彼女の指が僕の『中』のある一点、お腹側の部分をグニグニと押してきた。そこを押されると、きゅうっとおしっこが出るのと似たような感触があり、思わずぶるっとお尻が震えてしまう。それは僕が感じたことがない、とてつもなく奇妙な感覚だった。

「い・・・あ・・・や・・め・・・」
「竹内様、力まないでくださいね。今、前立腺のマッサージをしていますからね。ここをよくほぐすと、身体の中からしっかりとリラックスできますし、男性ホルモンを整えるのにもいいんですよぉ」

ぐにぐに、くりくりと指の腹で中を刺激されているうちに、お腹の中が熱く、そして、ゾワゾワとした妙な感覚が高まってきてしまう。思わずタオルを握る手に力が入ってしまい、彼女がお腹の中の『そこ』をきゅうっと押すたびに『あっ♡』という切ない声が自然と漏れるまでになってしまった。

「ふふ・・・気持ちよく、なってきましたか?その感覚に逆らわないで・・・そのまま力抜いて、気持ちいい感覚に注意を向け続けてくださいね。もっともっと、気持ちよくなってきますからね・・・」

そのまま何分か『マッサージ』を受け続けると次第、次第に、背中に鳥肌が立ちはじめ、太ももやお尻に汗が滲んでくるのが分かった。身体の中がどんどん熱くなり、お尻がふるふると勝手に震え始めてしまう。

そして、その『感覚』が不意に訪れた。

「あ・・・っ♡あっ・・♡・・・あ・・・・くぅっ!!」

ぞわりとお腹の中から背骨に抜けるような感触があり、お尻や足ががくんと一度震える。足に力が入らなくなり、プルプル震えだし、ついにはへたり込んでしまった。

そして・・・

しゃ・・・射精した!?

いや、それはいつもの射精とは違った。ビュッと勢いよく飛び出す射精ではなく、半立ちしたペニスの先からよだれが垂れるようにたらりとたらりと液が漏れるようにして『出た』のだ。そもそも、氷川も僕もペニスには指一本触れていない。なのに射精してしまうなんて・・・。

いったい・・・何が起きた・・・!?

「竹内様、いかがですか?多分、初めてですよね?アナルでイッたの」

イッた?あれが・・・?アナルで?
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