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淫夢売ります
第35章 鎖とドレス:心の鎖

「あ、いや・・・」
振り返ると、いつの間に来たのか、先程の受付の人と同じナース服のような白衣を着た女性がクリップボードを持って立っていた。
「最初はリラクセーションエステになりますので、下着も含めてすべて脱いで頂き、こちらの施術服にお着替えください。」
化粧台の近くに据えられた籐籠の中に施術服があるらしい。脱いだものはそこに入れろということか?
では、と言って女性が出ていく。ちなみに女性が出ていったのは、僕が入ってきたものとは別の扉、化粧台の横にある扉からだった。あちらが施術室、ということなのだろう。
この期に及んでも、一体自分がなんのためにこの店に来たのか、まるで思い出すことができなかった。受付の女性の言葉から、自分でお店を予約したのだろうから、なにか目的があったはずだ。しかし、いくら考えてもそれを思い出すことができないのである。
それでも、言う通りにしなくては、という思いだけがあったので、とりあえず施術服に着替えてみる。服は病院で検査を受けるときに着るような素材の服で、形は寸胴型、下は膝丈くらいまであるものだった。前ボタンでとめることができるが、後ろ側の中央にチャックがあり、それを下まで開くと、後ろ側をすべて開けることができるような仕組みになっている。
これと同じような仕組みの服は、一度だけ受けた鍼治療のときに体験したことがある。うつ伏せになって後ろ側を開くと、服を脱がなくても背中に鍼を打つことができるのだ。
施術というのは、なにか脱毛とか、エステのようなもの・・・なのかもしれない。女性側に通されたのも、男性の更衣室がいっぱいだった、とか、そういう事情なのかも・・・。
そんな事を考えながら着替えを終え、女性が出ていった扉を開く。中は明るい感じの、やはり壁が白い部屋で、中央に一台ベッドが置かれていた。ベッドにはタオルが敷いてあり、枕が据えられている。ベッドの横にはシャンプーのボトルのようなものがいくつかと、マッサージ機のようなもの、洗面器、それから薄い紫色をしたツルンとしたスティック状の用具が何種類か置かれていた。
やっぱり、なにか全身脱毛みたいなものを依頼したのだろうか・・・。
振り返ると、いつの間に来たのか、先程の受付の人と同じナース服のような白衣を着た女性がクリップボードを持って立っていた。
「最初はリラクセーションエステになりますので、下着も含めてすべて脱いで頂き、こちらの施術服にお着替えください。」
化粧台の近くに据えられた籐籠の中に施術服があるらしい。脱いだものはそこに入れろということか?
では、と言って女性が出ていく。ちなみに女性が出ていったのは、僕が入ってきたものとは別の扉、化粧台の横にある扉からだった。あちらが施術室、ということなのだろう。
この期に及んでも、一体自分がなんのためにこの店に来たのか、まるで思い出すことができなかった。受付の女性の言葉から、自分でお店を予約したのだろうから、なにか目的があったはずだ。しかし、いくら考えてもそれを思い出すことができないのである。
それでも、言う通りにしなくては、という思いだけがあったので、とりあえず施術服に着替えてみる。服は病院で検査を受けるときに着るような素材の服で、形は寸胴型、下は膝丈くらいまであるものだった。前ボタンでとめることができるが、後ろ側の中央にチャックがあり、それを下まで開くと、後ろ側をすべて開けることができるような仕組みになっている。
これと同じような仕組みの服は、一度だけ受けた鍼治療のときに体験したことがある。うつ伏せになって後ろ側を開くと、服を脱がなくても背中に鍼を打つことができるのだ。
施術というのは、なにか脱毛とか、エステのようなもの・・・なのかもしれない。女性側に通されたのも、男性の更衣室がいっぱいだった、とか、そういう事情なのかも・・・。
そんな事を考えながら着替えを終え、女性が出ていった扉を開く。中は明るい感じの、やはり壁が白い部屋で、中央に一台ベッドが置かれていた。ベッドにはタオルが敷いてあり、枕が据えられている。ベッドの横にはシャンプーのボトルのようなものがいくつかと、マッサージ機のようなもの、洗面器、それから薄い紫色をしたツルンとしたスティック状の用具が何種類か置かれていた。
やっぱり、なにか全身脱毛みたいなものを依頼したのだろうか・・・。

