パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第33章 仮面の夜会：ギニョール

そう、違う。恥ずかしいわけでも、怖いわけでもない・・・
私は・・・私は・・・

「感じたい・・・そうですね？」
耳元に感じる声が、鼓膜を揺らし、脳に染み込んでくる。
ぎゅっと両の手を握りしめる。そうしていないと、ガタガタ全身が震えだしそうだからだ。

「嫌だったら、言ってくださいね」
そう言うと、ファイの左手が肩を滑り降り、腋の下から左のバストに伸びてきた。服の上からクリクリと乳首のあたりをひっかくように捏ねられる。たったそれだけの刺激なのに、私はビクリと身体を震わしてしまう。

だ・・・ダメ・・・

彼の右手が私の右手の上に重なり、そっとそっと撫でてくる。力をぎゅっと入れていた手がその優しい愛撫でふわりと溶かされるように解けていった。それとともに、全身がビクビクと震えていく。

「興奮・・・していますね？トワノン・・・」

興奮・・・そう、ああ・・・私・・・興奮している。

眼の前では秘所に張り型を入れたまま、ピスケスが男性器を口に含んでいる。張り型はこぼれ落ちないようにしっかりと紐のようなもので固定されていた。どうやら電気か何かで動く仕組みになっているようで、ブインブインと音を立てて蠢いていた。

セルヴァは後ろ手に拘束されたまま、男の体の上に跨っており、その陰裂には深々と陰茎が突き刺さっていた。そのままの状態で腰を前後に振るように言われていた。

腰を前後に動かすたびにぷるんぷるんと胸が震え、快感に震えた身体が崩れおちそうになると、もう一人の男が無理矢理に体を起こし、舌を絡めるいやらしいキスをしていた。

「ああ・・あ・・あうう・・・」

心臓が張り裂けそうに鼓動していた。クリクリとこねられる乳首はますます熱くなり、じんじんとした快感を身体に送り込んでくる。

すごい・・・すごいのぉ
あんな・・・あんなのを見せられたら・・・私も・・あぅう・・
もっと・・・もっと・・・

「トワノン・・・腰が少し動いていますよ？」
その言葉に、ビクッとしたピスケスやセルヴァの痴態を見ている内に、まるで自分の秘所にも陰茎が突き刺さっているような錯覚に囚われてしまった。