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淫夢売ります
第33章 仮面の夜会:ギニョール
「「あっああー♡!!」」

部屋は特に防音になっていないらしく、秘所を責められた二人の女の嬌声が漏れ聞こえてくる。じゅぶうという卑猥な水音までもが聞こえてくるような錯覚に陥る。

すごい・・・

私はその、あまりに淫らな光景から目が離せなくなっていた。一瞬、呼吸すら忘れそうになる。男たちは、それこそ手慣れたおもちゃを扱うように、ぐちゃぐちゃと二人の陰部を張り型で責め続ける。張り型が秘所から出入りするたび、一突きされるたびに、ピスケスは髪を振り乱して悶え、セルヴァは足をブルブルと震わせ喘ぎ続けた。

秘所から滲み出す女の雫が飛び散る様まではっきりと見える・・・。
「うそ・・・あ・・・あんな・・・」
あんなことをされているのに・・・と思ってしまう。二人は悦んでいるのだ。ピスケスも、ちらりと見えるセルヴィの表情も喜悦にまみれ、快楽にとろけた表情をしていた。
その光景は、私自身の女の芯を熱く火照らせていく。下着が再びじっとりと濡れてくるのが分かった。

「気持ち、良さそうだと?」
ファイが話しかけてきた。ソファの上で彼の身体が私に寄ってくる。服を通して男の熱い体温が感じられ、どきりとしてしまう。

下着を濡らす淫らな雫が、女の匂いを立ち上らせてしまっているのではないか・・・ふとそう思ってしまった。自分がアレを見て興奮してしまっているのが、ファイには分かってしまっているのではないか・・・

肩が震えてしまう。
恥ずかしさ・・・違う・・・
恐怖・・・違う・・・

「トワノンも・・・ああされたいですか?」
私の右側に座っているファイの左手が体の後ろから周りこみ、左肩に触れた。ちょうど、肩を抱かれているような、そんな態勢。

そっと触れられているので、振り払おうと思えば、そうできる。
だけど、触れられたところがカッと熱くなって、身体が小刻みに震えてしまう。
ファイの放つ男の匂いが、脳髄に沁み入ってきて、私の理性を揺るがしていく。

違う・・・違う・・・

ピンと乳首が勃起している。腋の下から汗が滴っている。口布の下に隠れて見えてはいないはずだが、口は半開きになり、呼吸が徐々に荒くなってきていた。
下半身が熱く疼き、じわりとまた、淫蜜が秘所からにじみ出ているのがわかってしまう。

きっと、服の中には女の色香が充満しているに違いない。
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