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淫夢売ります
第33章 仮面の夜会:ギニョール
そういえば、このカードを買った時、ユメノは言ったではないか。
『これがあなたの欲望です』と。
私の欲望・・・
マスクをつけて、誰も自分を知らないところで・・・
一体・・・私は・・・

『あなたは誰にも縛られないんですから
 もう・・・自分を抑えなくて良いんです・・・よ』

夢の中の男、ファイの言葉が脳裏をよぎる。

抑えない・・・
もし、抑えないとしたら

私はどうなってしまうのだろう。

夫の方を見た。
夫のことは嫌いじゃない。温厚だし、子どもたちにとっても良い父だ。
私が嫌がることは決してしない。

性生活だって、ちゃんとある。
彼は私のことを愛してくれる。

不満は・・・ない・・・のだけど・・・。

ぎゅっ・・・とモルフェのカードを握りしめる。
私は・・・

『着替えなきゃ』
『カードを身から離さなきゃ』

そんな思いがあった気がするが、結局、私は魔法にかかったみたいにカードを抱いたまま、再び眠りに落ちていった。

あの、夢に堕ちていった。
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