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淫夢売ります
第30章 白の花園:記憶の鍵
☆☆☆
「うん・・・そう、今日と明日。急だけど、そっち帰っていい?うん・・・ごめんね、急に思いついたんだ。だから・・・そう、じゃあ、また・・・多分3時頃につくから」

ピッとスマホの通話を切る。
今日と明日は土日で大学の講義はない。どうしても夢のことが気になった私は、ここで、実家に帰ることにした。

『思い出して』と、ユミは言った。
きっと、私には思い出さなきゃいけない何かがあるんだ。

そして、その記憶はきっと小学生の頃に関係がある、そう踏んでいた。

2013年7月18日

きっと、小学校3年生の頃、何かがあったんだ。
それを思い出さないといけない。

ユミが一体誰なのか、その答えは私の記憶の中にある・・・そう私は思っていた。
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