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第30章 白の花園：記憶の鍵

普段なら絶対にしないこと。
人前で秘所を広げるなんてこと。
私はヘッドボードに背中を預け、足を開いた。ふとももにユミの手がかかり、小さく舌を出したユミの顔が私の濡れた茂みに近づいてくる。

ちゅ・・・ちゅば・・・
ちゅぷ・・・

優しく、舌が陰裂を這う。陰唇の脇をかすめる。
指とも違う刺激。グニグニと繊細に動くそれは、私に新しい官能を与えてくる。
舌先がクリトリスに到達し、その蕾の周辺をなぞると、お腹の奥にじんじんと響くような感じがする。

すごい・・・気持ちいい・・・

あまりの気持ちよさに、ユミの頭を両の手で抱え込むようにしてしまう。ユミのやわらかな髪の毛の手触りもまた心地よかった。

「すご・・・あ・・・んん♡」

何分ほどそうされていただろうか、ちゅぱっと口を離したユミが私に向かってにこりと笑う。その口元はおそらく彼女の唾液と私の吐き出した愛液でだろう、ヌラヌラと淫らに光っていた。

「すごい・・・お顔、とろとろ」

そうだろう。今の自分の顔、自分では想像できないほど淫らな表情をしているだろうことは想像に固くなかった。そう言っているユミの顔も、頬に朱が差し、目はうるみ、口元の淫液を小さな舌で舐め取る姿は妖しく、そして、何よりも艷やかだった。

「もっと、トロトロにしてあげる・・・」
「ああっ♡」

再びユミの顔が私の足の間に沈む。舌の腹でぺろりとアソコを舐め上げられ、腰がぴくんと浮いてしまう。ふふっ・・・と笑い声がしたかと思うと、未知の感触が私を襲う。

ぬるりと何かが入ってきた。
その何かがユミの舌だと気づくのにしばらく時間がかかった。

ユミの舌は何か別の生き物のように私の中で縦横に蠢く。
「はあ♡・・・ダメぇ！・・・それ・・・や・・・あああ！」
舌が挿入されると、多分ユミの鼻のあたりがクリトリスに押し付けられるのだ。それがまた私の性感を刺激する。内と外からの二重の刺激に私はたまらず腰を震わせた。

「ふあああ♡」

あまりの快感に、それを逃がそうと無意識の内に悶えるように腰が左右に揺れてしまう。しかし、両方の足をしっかりとユミにホールドされていて、それもままならない。

気持ちいいの・・・止まらない・・・だめ・・・ダメダメ！！

「ん・・・くううぅっ！」