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The Bitch (ザ、ビッチ)
第8章 エピローグ  『わたしの好きに...』
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「ふぅぅ………」

 久しぶりの映画…
 そして、超大作の、スケールの大きなアクションシーン…
 わたしは、エンドクレジットをぼんやり眺めながら…
 感動、というよりは…
 ただ、息が、漏れた。

 なんか、ここ最近、三ヶ月の、和哉からのモヤモヤが…
 少しだけ、軽くなった気がした。

「…………」

 ああ、きっと、これが、彩ちゃんの言っていた…
『いい、気分転換になりますよぉ…』
 という、ことなのだろう。

 なんか、最近の自分が、映画のスケールの大きさもあって…
 やけに小さく…
 ううん、少し情けなく、くだらなく、感じてしまう。

 うん、悪くはなかったわ―――

 超話題の大作映画とあって、レイトショーにも関わらず、ほぼ満席であり…
 エンドロールが終わると、場内の観客が一斉に出口へと動き出したので、わたしは、まだ、椅子に座り…
 そんな、感慨に耽っていた。

 そして…

 そうだ…

 本当は、もう行かないと思っていたんだけど…

 久しぶりに、あのワインバーにでも行ってみようか―――



 ようやく観客の流れが、少なくなり、わたしは、そう考えながら、立ち上がり、出口へと向かう。

 あのワインバー…
 そこは、わたしの中の、もう一つの、大切なお店。

 そして…
 和哉と、初めて会った、場所でもある。

 和哉と―――

 だけど、今…
 なぜか、心が、揺らがない……みたい。

 この映画が気分転換となって、また、新しい一歩を踏み出す、きっかけとなったのかもしれない…

 そう…

 彩ちゃんの、言う通り…

 わたしらしく、なかった…

 よし、あの、ワインバーへ行ってみようか。


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