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The Bitch (ザ、ビッチ)
第9章 あとがき……
「…………て、いうことがあってさぁ…」
わたしは、次の日、彩ちゃんのバーで、前夜の和哉との再会の話しをしていた。
「でもぉ、やっぱりぃ、悠里さん、元の鞘に戻ったんですねぇ…
ううん、やっぱぁ、悠里さんにはぁ、ビッケちゃんが合ってんですよぉ」
「そ、そうかなぁ…」
「だからぁ、云ってたじゃないですかぁ」
「え…」
「ほらぁ、悠里さんらしくぅ、好きにすればぁってぇ…」
「………」
「今に、わかるってぇ…」
「………」
その時、そう言う彩ちゃんの目を見て…
「あっ」
ピンときた。
「彩ちゃん……」
そして彩ちゃんを、ジッと見つめ…
「…え、あ……」
「あ、いや…」
彩ちゃんは、目を泳がせてきた。
「彩ちゃん、さてはぁ……」
「あ…い、いや、それはぁ……」
それは―――
あの和哉との再会は…
やっぱり彩ちゃんが、仕組んだそう。
「だってぇ、あのあとぉ、ビッケちゃんがぁ…」
どうやら、あの、わたしが和哉をフッてから…
連日、連夜…
お店でも…
LINEでも…
そして、電話でも…
泣き付かれた…そうであった。
「もう、ビッケちゃんがぁ、かわいそうになっちゃってぇ…」
「やっぱりねぇ…」
「それにぃ、やっぱぁ、悠里さんには、ビッケちゃんがぁ、ピッタリかなぁってぇ……」
「…………」
それには、異論はない―――
だって、わたしは、和哉と終わりにしてからは…
かなり、迷走したわけだから。
「あとぉ、ほらぁ、斑鳩くんを、譲ってもらったしぃ……」
「あ…もう、ホントにぃ……」
でも、内心は…
いや、本当は、嬉しい―――
それに、和哉は、麻耶さんと別れた訳でもないから…
今度は、今までより気楽に…
セフレとして――
そして、ペットのビッケとしての、関係が出来そうだから―――
こうして、わたしは、また、和哉と、たまに逢瀬を重ね…
フェチ心を満たし…
また、ビッチとして、彩ちゃんの店で…
男を漁っていく、日々に戻った。
それが…
わたしらしい…
ビッチな生き方なのだと思う―――
でも…
わたしの迷走は『Lの劣情』へと続く――
http://kanno-novel.jp/viewstory/index/30243/?guid=ON
完

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