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千一夜
第46章 第七夜 訪問者 既視感
 咲子、早くペニスを口に含んでくれ。今私のペニスは君の口の中の温かさを感じたいんだ。できることなら舌を思い切り動かして私のペニスを舐めまわして欲しい。君の口の中でいくなんて男として恥ずかしことだが、それでも構わない。気がおかしくなるくらいにしゃぶってくれ。
 少しだけなら歯を立ててもいい。ペニスが食い千切られるんじゃないかという不安を私に与えるんだ。悶え苦しむ私の表情をずっと窺っていてくれ。私は君の勝ち誇った目を待っている。性技では私は君にかなわない。君の勝ちだよ。私は君の性欲を満たすためにに利用されている男だ。蔑んでもらっても結構だ。所詮私は君の獲物なんだからね。床の中の主は君だ。
「気持ちいいでしょ?」
「その台詞、何人の男に言った?」
 我慢できずに私は咲子にそう訊ねた。
「ふふふ、まだ早いわよ。亮ちゃん、もっともっと気持ちよくしてあげるわ。でも亮ちゃん、驚いちゃ駄目よ」
 咲子の舌が私の腹の方に這ってきた。最終的な行き先は私のペニス。私のペニスは、咲子の手でしごかれている。
 咲子の手は、私のペニスにこう命令しているのだ。「萎えたら許さないから」
 でも亮ちゃん、驚いちゃ駄目よ。その言葉を聞いて私の心臓の鼓動が強く、そして速くなった。
 二人の自分がこう言っている。「早く教えてくれ」「もうたくさんだ、何も言わないでくれ」と。
 咲子がこれから私に何を要求するのか?
 いつものパターン、あるいは法則。昼食が毎日蕎麦だったら、三日で飽きる。だが性交ではそうとは限らない。むしろそのパターンや法則を待ち望む。もちろん私もそうだ。
 咲子の体がアナログ時計の針のように回転してくる。右回りのときもあれば、左回りのときもある。なぜ咲子は体をそうやって回転させるのか? 自分の陰部を私の顔に押し付けるためにそうするのだ。
 陰部を顔に押し付けられたら、私は咲子の割れ目を両手で開いて、淫らな匂いを放出している秘肉の中に舌を入れる。断っておく、それは義務ではない。男はみなその匂いに引き付けられてそうするのだ。淫臭は男を魔法にかけ、男を狂わせる。
 舌を秘穴に押し込んで、ぐるぐると舌を動かす、回して、突いて、そして舌先で咲子の汁を掬い取る。何度も何度もそれを繰り返す。そうやって私は、咲子の体の中で生成された分泌物の匂いを記憶していく。
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