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千一夜
第46章 第七夜 訪問者 既視感
 ゆっくりゆっくり服を脱がせながら露わになってく裸を想像すると、確かに興奮のボルテージは上がる。
 だが私も咲子も今そんな余裕はない。一秒でも早く、私はペニスを咲子の穴に挿入したい。咲子だって自分の中に私のペニスを招き入れたいはずだ。
 急いで服を脱ぐ。私は咲子のブラジャーを外し、ショーツを下ろした。豊満な胸、陰毛の少ない局部。ゴルフで鍛え上げられて美しい体。咲子が私のトランクスを下げる。パンツの中から跳ね上がるように飛び出してきた私のペニスを咲子は躊躇うことなく掴んだ。
 私は咲子を抱き寄せ耳元で「ビッチ」と罵った。そのとき私のペニスが咲子の手でたたかれた。こういうのを前戯と言うのかもしれない。咲子の穴に入れ、その穴の中に私の子種を放出するまで、この時間を愉しまなければならない。
 私と咲子は全裸になってベッドに入った。すると咲子がベッドのシーツに鼻を付けて匂いを嗅ぎ始めた。
「何をしているの?」
「女の痕跡を探しているの」
「自分で言うのもなんだけど、どれだけ探してもそんなの見つからないと思うよ。まぁ徹底的に調査してください、お姫様」
「お姫様なんて言わないでよ、バカ」
「ははは。調査対象はそこなんかじゃなくてこっちの方だな」
 私は咲子の抱き寄せて背中を摩った。
「どういう意味?」
「訊いてもいいかな?」
「何を?」
「絶対に怒らないと約束してくれ」
「無理よ。だって何を訊かれるのかわからないんだもの」
「だったらやめる。あまり生産的なことじゃないから」
「途中でやめないでよ。気になるじゃない」
「やめにするよ。間違いなく君は怒るだろうからね。こんなときに咲子さんと喧嘩なんてしたくない。それを訊ねたところで時間が修正されることはない。つまり意味がないと言うことだ。悪かった、きかなかった事にしてくれ」
「いいわ。私は絶対に怒らない。でも条件があるの」
「条件?」
「そう、条件」
「どういう条件だ?」
「簡単な条件よ。難しことなんかじゃないわ。これから二人きりになったら、私は長谷川さんを亮ちゃんと呼ぶ。だから長谷川さんも私を咲子と呼び捨てにしてほしい。それだけ」
「簡単なようが難しい条件だ」
「私が遠山の人間だから」
「その通り」
「これから結婚するのに?」
「結婚しても君が遠山の人間であることに変わりはない」
「バカ」
「バカで結構」
「ふふふ」
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