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100のベッドシーン
第19章 卒業しても、好きでした
「それ、どういう意味ですか?」

「いい意味で。目の奥にあるものが、当時のままだなって」

彼の言葉に、胸の奥がじんわりと熱くなる。

そういうところ。

ずっと、ずるいなって思ってた。

「先生って、あの頃からそういうとこ、変わらないですよね」

「そういうとこ?」

「……優しすぎるところ」

彼は、少し黙ってから歩調をゆるめた。

私も無意識に、距離を詰めていたのかもしれない。

「あの頃、先生のことが……好きだったんです。たぶん」

空気が静かになった。夜の冷たさと、心の中の熱とが交差する。

彼は立ち止まり、こちらを見つめた。

「たぶん、って何だ?」

「本当は“今も”って言いたいけど、それはずるいから」
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