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100のベッドシーン
第19章 卒業しても、好きでした
「覚えてるさ。目立たなかったけど、君はいつも静かに人を見てた」

心の中に、スッと風が通るようだった。

高校時代。

誰にも言えなかったけれど、私は先生のことが好きだった。

部活帰りに校門で偶然出会って、少しだけ会話を交わした日。

進路に迷っていたとき、静かに寄り添ってくれたこと。

好きだと気づいたときには、もう卒業が近くて、何も言えないまま離れてしまった。

「先生は……今も教師、やってるんですか?」

「うん。今は教頭になっちゃって、教壇に立つことはほとんどないけどね。でも、まだ辞めてないよ」

「そうですか……なんだか、ほっとしました」

彼は少し驚いたように目を細めた。
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