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100のベッドシーン
第17章 その瞳の奥に、恋を落とした夜
「俺、最初はほんとに軽く思われてたと思うけど……ずっと、本気だったから」

「……知ってるよ。」

私は小さく笑った。

本当は、ずっと気づいてた。

ただ、それに応えるのが怖かっただけ。

「澪さんのこと、大事にしたいって、ずっと思ってた。」

その言葉に、胸の奥が熱くなる。

「私も……好き。ずっと言えなかったけど。好きだったよ、悠真のこと。」

途端に、彼の瞳が見開かれた。

「……今、なんて?」

「好きって、言ったの。聞き逃さないでよね。」

そう言って笑ったら、彼がふわっと笑って、そっと私の手を握った。

その手は、いつもと同じ温度。でも、今日はやけに頼もしく感じた。

彼が顔を近づけてきて、私は目を閉じた。
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