この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
100のベッドシーン
第17章 その瞳の奥に、恋を落とした夜

バスルームで温めたタオルを手に、悠真が戻ってきた。
私はベッドに腰掛けたまま、濡れた髪をタオルドライしている彼の姿を見つめていた。
「ありがと、助かる。」
何気なくそう言ったけど、私の声は、たぶん少し震えていたと思う。
さっきまで、あんなに距離を取っていたのに――私、いま、彼のこんなに近くにいる。
小さなビジネスホテルの一室。
薄いカーペットの上に響く足音さえ、妙に心に残る。
「Tシャツ、よかったらこれ着て。」
彼が差し出したのは、白い無地のTシャツ。柔軟剤の匂いがする、彼の生活の匂い。
「……うん、ありがと」
私はそれを受け取ると、ユニットバスに向かい、静かにドアを閉めた。
私はベッドに腰掛けたまま、濡れた髪をタオルドライしている彼の姿を見つめていた。
「ありがと、助かる。」
何気なくそう言ったけど、私の声は、たぶん少し震えていたと思う。
さっきまで、あんなに距離を取っていたのに――私、いま、彼のこんなに近くにいる。
小さなビジネスホテルの一室。
薄いカーペットの上に響く足音さえ、妙に心に残る。
「Tシャツ、よかったらこれ着て。」
彼が差し出したのは、白い無地のTシャツ。柔軟剤の匂いがする、彼の生活の匂い。
「……うん、ありがと」
私はそれを受け取ると、ユニットバスに向かい、静かにドアを閉めた。

