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100のベッドシーン
第17章 その瞳の奥に、恋を落とした夜
バスルームで温めたタオルを手に、悠真が戻ってきた。

私はベッドに腰掛けたまま、濡れた髪をタオルドライしている彼の姿を見つめていた。

「ありがと、助かる。」

何気なくそう言ったけど、私の声は、たぶん少し震えていたと思う。

さっきまで、あんなに距離を取っていたのに――私、いま、彼のこんなに近くにいる。

小さなビジネスホテルの一室。

薄いカーペットの上に響く足音さえ、妙に心に残る。

「Tシャツ、よかったらこれ着て。」

彼が差し出したのは、白い無地のTシャツ。柔軟剤の匂いがする、彼の生活の匂い。

「……うん、ありがと」

私はそれを受け取ると、ユニットバスに向かい、静かにドアを閉めた。
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