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100のベッドシーン
第16章 午前11時、濡れたシャツの奥で
また直樹さんと唇を重ねると、お互いの想いが確かに通じ合っているのがわかった。

熱を帯びたそのキスは、さっきまでの優しさに甘さを重ねて、私の奥をじんわり溶かしていく。

気がつけば、私たちはベッドに倒れ込んでいた。

「初めて見た時、こんな綺麗な人いるのかなって思った。」

「…誉めすぎです……」

頬が熱くなったけど、またそっと唇を重ねると、そんな照れもすぐに流れていった。

直樹さんの手が、私の鎖骨から肩、そして背中へとゆっくり滑っていく。

その指先は、まるで私の肌を知ろうとするように、優しく、でも確かに触れてくる。

身体が自然に反応して、息が少しずつ上ずっていくのがわかった。
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