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100のベッドシーン
第15章 一夜の相手は、社長でした

10時。
会議室の扉が開き、拍手の中をゆっくりと歩いてきた男性――その姿を見た途端、真帆の鼓動が凍りついた。
……まさか。
黒いスーツに身を包み、整った髪を撫でつけた男。
あの夜、真帆を抱いた“彼”が、まるで別人のような冷静な顔で、壇上に立っていた。
「はじめまして。東雲 蓮と申します。本日より、この会社をお預かりすることになりました。」
静かに語られる挨拶の声は、確かにあの夜、耳元で囁かれたものと同じだった。
真帆は思わず席をずらし、顔を伏せた。
――どうしよう。なんで……なんであの人が、ここに……
彼も気づいているのだろうか。
真帆がそんな不安を抱えたまま、挨拶は淡々と終わった。
会議室の扉が開き、拍手の中をゆっくりと歩いてきた男性――その姿を見た途端、真帆の鼓動が凍りついた。
……まさか。
黒いスーツに身を包み、整った髪を撫でつけた男。
あの夜、真帆を抱いた“彼”が、まるで別人のような冷静な顔で、壇上に立っていた。
「はじめまして。東雲 蓮と申します。本日より、この会社をお預かりすることになりました。」
静かに語られる挨拶の声は、確かにあの夜、耳元で囁かれたものと同じだった。
真帆は思わず席をずらし、顔を伏せた。
――どうしよう。なんで……なんであの人が、ここに……
彼も気づいているのだろうか。
真帆がそんな不安を抱えたまま、挨拶は淡々と終わった。

