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100のベッドシーン
第15章 一夜の相手は、社長でした

月曜の朝。
オフィスは週の始まりのざわつきで満ちていたが、真帆の心はどこか上の空だった。
金曜の夜、見知らぬ男と過ごした甘美な時間。
「忘れよう」と何度も自分に言い聞かせても、体に染みついた彼の熱は消えてくれない。
「……気合い入れてこ。」
軽く頬を叩き、自席についた真帆。
するとすぐ、社内アナウンスが響いた。
「本日、我が社に新しい代表取締役社長が就任されました。午前10時より全社員に向けてご挨拶があります。」
「社長が交代って……急だったよね?」
周囲がざわつく中、真帆も軽くうなずいた。
この会社で働いて5年。
新社長など遠い世界の話で、自分には関係のない存在――
そう思っていた。
あの瞬間までは。
オフィスは週の始まりのざわつきで満ちていたが、真帆の心はどこか上の空だった。
金曜の夜、見知らぬ男と過ごした甘美な時間。
「忘れよう」と何度も自分に言い聞かせても、体に染みついた彼の熱は消えてくれない。
「……気合い入れてこ。」
軽く頬を叩き、自席についた真帆。
するとすぐ、社内アナウンスが響いた。
「本日、我が社に新しい代表取締役社長が就任されました。午前10時より全社員に向けてご挨拶があります。」
「社長が交代って……急だったよね?」
周囲がざわつく中、真帆も軽くうなずいた。
この会社で働いて5年。
新社長など遠い世界の話で、自分には関係のない存在――
そう思っていた。
あの瞬間までは。

