この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
100のベッドシーン
第15章 一夜の相手は、社長でした

「大丈夫か?」
「……はい。」
繋がったまま、額を寄せ合う。
激しさではなく、どこまでも丁寧な、やさしい愛撫。
波のような快感が繰り返し押し寄せて、真帆は何度も小さく体を震わせた。
そして最後に、彼の腕の中で微睡むとき、真帆はふと気づく。
――この人のこと、何も知らないのに。
どうして、こんなにも満たされてしまうんだろう。
目を覚ましたときには、隣に彼の姿はなかった。
だけど、枕元には一枚の小さなメモが。
「ありがとう。忘れられない夜になった。」
たったそれだけの文字が、妙に胸を締めつけた。
名も知らぬ男との、たった一夜の出来事。
それだけのはず、だったのに――
「……はい。」
繋がったまま、額を寄せ合う。
激しさではなく、どこまでも丁寧な、やさしい愛撫。
波のような快感が繰り返し押し寄せて、真帆は何度も小さく体を震わせた。
そして最後に、彼の腕の中で微睡むとき、真帆はふと気づく。
――この人のこと、何も知らないのに。
どうして、こんなにも満たされてしまうんだろう。
目を覚ましたときには、隣に彼の姿はなかった。
だけど、枕元には一枚の小さなメモが。
「ありがとう。忘れられない夜になった。」
たったそれだけの文字が、妙に胸を締めつけた。
名も知らぬ男との、たった一夜の出来事。
それだけのはず、だったのに――

