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第5章 その後

「流石、ご主人様いきなり朝ドラはすごいですね」

まゆ子達は羨ましそうに言います。

「いやいや、ビギナーズラックだよ」

節子は順調に育ってコマーシャルの仕事も入って順風満帆で会社にも貢献して次は民放のドラマの主役を射止めます。

そうこうしていると半年が経って、２回目のオーディションをする事に成ります。

前回同様に１人ずつ担当する事にします。
まゆ子達も業界人としての意地が有るのか今回は更に慎重に選びます。

また、まゆ子達が選んだ子達は順調に仕事が入りますが私の選んだ麻季はまたもやレッスン中です、只今回は前回ほど掛からず一月半でオーディションを受けさせると端役ですが大河の役を獲ます。

流石にビギナーズラックも二度続くとまゆ子達も不思議な様で

「２人も続けてNHKのオーディションに合格するなんてご主人様のレッスンてどんな事をしてるんですか？」

「いや、極当たり前の事をしてるだけだよ」

「当たり前のレッスンで皆受かるなら誰も苦労はしません」
と口を尖らせて言います。

「お前達は早く稼がせようとして半完成品の娘を選んで促成栽培したけど、私はド素人だから未完のド素人の娘を研いただけだ」