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シャイニーストッキング
第21章 もつれるストッキング5   美冴
 140 あまのじゃく…

「うん、もちろん、それは、当たり前じゃないのかなぁ…
 ねぇ、常務さん……」

 常務さん…
 それはわたしの、へそ曲がりからの言葉。

 そして顔を出した…
 天の邪鬼が言わせる、囁き。

「あ……」
 彼は、下を向く。

 ちょっと、刺激が強過ぎみたい…

「…あ、でも、なんとか、してあげるわよ…」
「え……」
「だって、ゆかりさんがかわいそうだし…
 わたしも明日から、仕事するの辛いしね」

「あ、ありがとう…よ、よろしく頼むよ……」
 今度は、パアッと、明るく変わった。

 本当に…
「ホント、調子が…いいんだから……」

「あ、い、いや……」

 でも、きっと…
 この、なんとなく許せちゃう、調子の良さも、彼の魅力のひとつなのだろう…
 わたしは、和やかな笑みを見て、そう思う。

「……………」
 でも、今度は、そうは甘くないかもね…
 わたしは、ジッと、彼を見つめ、そうも思っていた。

 だって、帰社時の、ゆかりさんの、あの、彼女、伊藤敦子を見た目…
 いや、あの瞬間の、昂ぶりの目からは…
 もしかしたら…
 彼の存在感なんて、もう、入る余地がなくなってしまったのかもしれない。

 そう、感じられるから―――

「それにしてもさぁ…」
「えっ…」
「ホント、あの秘書さんは、綺麗だねぇ…」
「あ、う……う、うん、そ、そう……か………」
「あれだけ綺麗だと……仕方ないかぁ………」
 また、わたしの唇は、歪んでいると思う。

「う、い、いや…そ、それは…その……」

 だけど、それを、はっきりとは否定はしてこない―――

 そして、伊藤さんと、秘書が、なんとなく似ている事実に…
 わたしの心が、また、再び…
 何かの予感の蠢きに、わずかに騒ついてくる。

「うん、なんとか…してみるわ……」

「うん………」

 でも今夜…

 アナタは、わたしを…
 一番、愛している……
 と、言ったのに…

 でも…

 もう、その色さえ…

 見えてはこない―――

 

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