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シャイニーストッキング
第21章 もつれるストッキング5   美冴
 139 だって…

「ホント…本当に……情け……て…さ……」

 わたしは…
 彼の頬を撫でながら、ゆっくりと唇を寄せていき…

「いいわ……」

 軽く唇に触れ…

「ふぅぅ…」

 吐息を漏らし…

「とりあえず…ゆかりさんは……」

 彼の目を見つめ…

「なんとか…して…あげる…から………」
 そう、囁いた。

「え、あ、そ、それ…は………」

 その瞬間…
 彼の目は泳ぎ…
 いや、上を見てから、わたしを見てきた。

 そして、少し明るくなり…

「あ…だ、だけど…で…も………」

 もう、緩んだ目…

「ふぅぅ…だって、しょうがないでしょう…」

「え、あ、い、いや……」

 安心した………目の色。

「だって………」

「え………」

 でも、わたしは、彼の、その緩んだ唇に…
 一瞬、イラっ、としてしまう。

 だから…
 
「だって……
 明日から、悲しいゆかりさんの顔を見たくないし……」
 
「う、うん…」

「しょうがないからさぁ……」

「う……ん……」

 それは、すっかり、わたしに、甘え切った、依存の目。

「あ………」

「え……」

「でも、もう…ダメかもしれないけどさぁ…」

「う………」

 だから、わざと、一度落とし…

「もう、遅いかもしれないけどさぁ……」

「あ、う…ぅ……」

 その、一瞬にして曇る目が、また、愉快で…

「だって、そうでしょう…」

「え…」

「だって、今夜、連絡もないんでしょう?」

「あ…」

 彼は、慌てて、タバコの傍らに置いてある、携帯電話に目を向け…

「…………」
 小さく、頷いた。

「あ、まぁ、無理もないかぁ、あの様子じゃねぇ……」

「…………」
 今度は、完全に目が泳ぎ、揺れる。

 だけど、それは、半分は嘘……
 だって…
 ゆかりさんの憔悴の目は…

 伊藤敦子という彼女を見た瞬間に…

 あれは、昂ぶり…

「そ、そう…な…のか……」

 そして、目の前の彼、大原浩一の…
 今の彼の方が、憔悴の色が強いみたい。

「うん、もちろん、それは、当たり前じゃないのかなぁ…
 ねぇ、常務さん……」

 多分、わたしの唇は歪んでいると思う…

 だって…

 実は…
 わたしの、心の奥に潜む…
 天の邪鬼という…
 意地悪な鬼が、顔を出してきたから―――


 
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