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Memory of Night 2
第50章 episode of 0

 買い出しを済ませ、米を炊き、大量の食材を収納するのに一時間半ほどかかってしまった。久しぶりの昼なので、豪勢にと思い、焼き肉、煮魚、味噌汁を作った。
 IHコンロに加えガスも引いたとのことで、煮たり焼いたりが必要な料理を二品同時にできるようになった。

(誰かのために作る料理って、こんなに楽しいんだな……)

 秋広はつい鼻歌が出そうになり、慌てて口元を引き結んだ。

「今日豪勢だな!」
「……久しぶりになってしまったので。同じおかずで申し訳ないですけど、多めに作ったので夕飯にもどうぞ」
「さんきゅー」

 いただきます、の言葉と同時に箸を持ち、桃華はすぐに食べ始めた。
 秋広も一緒に食べながら、桃華の横顔をちらりと眺め、尋ねる。

「ーーあの、髪……切らないんですか?」
「……髪?」
「伸びたなーって思いまして……」

 自分が買い出しに向かってからシャワーを浴びたらしい桃華の髪は、まだうっすらと濡れていた。タオルを首に引っかけたまま食事を摂っている。
 短髪で刈込までいれていた頃よりも、やはり女性らしさが増し直視しづらかった。

「切るのめんどい。まだ邪魔にならないからいっかなー。なんで?」
「あ、いえ……」
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