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息子の嫁
第5章 デート(お墓参り編)

墓地を離れた私達は次の行き先を決めてなかった。取り敢えず私は、海岸線沿いを北上した。
車を走らせてると多くの、ダンプカーに出あった。
「ダンプカー多いね?」
彼女が云った。
大震災から七年も経ってたが、まだ復興の途中だった。
海岸沿いに家はなく、遠くの方に盛り土がされてたがまだ、家は建ってなかった。
それは走ってても気が滅入ってしまいそうな光景が、どこまでも続いた。
「たまらんなあ……。」
私は、目頭が熱くなり目が曇り、車を走らせる事が出来ずに路肩に車を止めた。
「お父さん、大丈夫?」
「もう少し行けばドラブインがあるから、そこで少し休もう?」
「お義父さん。急がなくていいからね?」
彼女が私を気遣うように云った。
「ああ……。すまない。」
「ううん。お義父さんは、優しいから人だから……。帰ろうか?」
「取り敢えずドラブインで休もう?」
「うん。」
路肩から離れ、その先にあるドラブインをめざし車を走らせ間もなく目的地に着いた。
このドライブインは高台にあったので津波からは、まぬがれたのだろう今日も営業してた。
店の中に入り空いてた、テーブルの椅子に腰掛け座った。
「お父さん。」
「なんだい?」
「観光バスに全然、あわないね?」
彼女が言う通り、ここに来る途中も観光バスとはすれ違う事がなかった。
「やっぱり今の状況では観光客も来ないんだろうな?」
「そうね……。」
「お昼ご飯にはまだ早いけど、ここで 何か食べないかい?」
「そうね、お父さんは何が食べたいの?」
今朝、私達の朝食は何時もより大分、遅く食べてたので定食よりは、ここの名物とも言えた磯ラーメンが私は食べたかった。
車を走らせてると多くの、ダンプカーに出あった。
「ダンプカー多いね?」
彼女が云った。
大震災から七年も経ってたが、まだ復興の途中だった。
海岸沿いに家はなく、遠くの方に盛り土がされてたがまだ、家は建ってなかった。
それは走ってても気が滅入ってしまいそうな光景が、どこまでも続いた。
「たまらんなあ……。」
私は、目頭が熱くなり目が曇り、車を走らせる事が出来ずに路肩に車を止めた。
「お父さん、大丈夫?」
「もう少し行けばドラブインがあるから、そこで少し休もう?」
「お義父さん。急がなくていいからね?」
彼女が私を気遣うように云った。
「ああ……。すまない。」
「ううん。お義父さんは、優しいから人だから……。帰ろうか?」
「取り敢えずドラブインで休もう?」
「うん。」
路肩から離れ、その先にあるドラブインをめざし車を走らせ間もなく目的地に着いた。
このドライブインは高台にあったので津波からは、まぬがれたのだろう今日も営業してた。
店の中に入り空いてた、テーブルの椅子に腰掛け座った。
「お父さん。」
「なんだい?」
「観光バスに全然、あわないね?」
彼女が言う通り、ここに来る途中も観光バスとはすれ違う事がなかった。
「やっぱり今の状況では観光客も来ないんだろうな?」
「そうね……。」
「お昼ご飯にはまだ早いけど、ここで 何か食べないかい?」
「そうね、お父さんは何が食べたいの?」
今朝、私達の朝食は何時もより大分、遅く食べてたので定食よりは、ここの名物とも言えた磯ラーメンが私は食べたかった。

