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第4章 デート（買い物編）

「美味しいね。」

彼女が私の顔を見て、にこにこ笑ってた。

「善い娘さんですね。大きな声で、美味しいって、言って貰うと握った私も嬉しくなりますよ。お嬢さんなら何時でも大歓迎ですよ。立花さん、また連れて来て下さい。」

そう店主が彼女を褒めた。

「だって、とっても美味しいから私……」

そう彼女が、云い恥ずかしそうに私を見た。

その時、私も店主同様、嬉しくて彼女を見て笑ってた。

彼女は、店主に気に入られたのだろう。ここの店主は、一途に三陸産の魚介類だけを握り、今日と同じく特上寿司を頼んでも

その時時で握った寿司ネタが違う程、頑固な印象を持せたが今日は、何時も私が食べに来た時とは違い笑顔を見せ接客してたし、美味しそうに食べる彼女を見てた。

「ああ美味しかった。」そう彼女が云った声にさえ笑顔を見せ「お嬢さん、、ありがとうございました。」と礼を云った。

会計を済ませ引き戸を開けると店主が出て来て、私達を見送ってくれ

「ご馳走さまでした。」と私は店主に礼を言い駐車場に向かった。

美味しいお寿司を食べ彼女は、満足してたように店を出て車に乗っても店主と寿司の話しをし終始、笑顔が絶えることはなかった。

「とっても美味しかったねえ？」

「そうだろう？」

「うん。」この時の私は、きっとどうだと言ってたかのようなドヤ顔だったのだろうと想う。

お寿司を食べた私達に次の予定はなかったし私は、ショッピングモールの店内を歩き、歩き疲れてて、車を走らせ我が家へと向かった。