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第4章 デート（買い物編）

その場所は、ここからそう遠い所ではなかった。

店内から出て車に戻り、買った品々を車に入れ車に乗った彼女が「お義父さん」

「なんだい？」

「車の中、凄い事になってる。」そうだな。」後部座席の車内は彼女が買った品々が入った紙袋でいっぱいだった。

「私のは麗奈さんに、買って貰ったネクタイ一本だけだけどな。」

「だって欲しい物があったら買っていいよって、お義父さんが言うから私……」

「冗談だよ。買い物は楽しめたのかい？」

「うん。私、一度にこんなに沢山、買ったのって始めてだったから……ごめん。お義父さん。」

「謝る事はないから麗奈さんが、喜んでくれたらそれでいいから何も気にしなくていいから。」

買い過ぎたと想ったのか彼女は私に、そう云った後、下を向きしょげてた。

「麗奈さん。着いたよ。」

「えっ！ここなの？こんなに近かったの？」

「ここは三陸大震災があってからは、三陸産の魚介類しか使ってないこだわりを持った店なんだよ。だから麗奈さんをと想って、ここに連れて来たんだ。

さあ行こう。「駐車場に車を止め私達が暖簾を潜り店内に入ると「へい、いらしゃい。」と威勢の、いい声で店主が私達を迎え

「立花さん今日は、娘さんと一緒とは珍しいですね？」

店主は、彼女を私の娘と勘違いをしそう云ったが、あえて息子の嫁だと紹介する必要もなかったし私に、とって彼女は息子の嫁であると同時に彼女は、私が心から愛した女性だった。