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第4章 デート（買い物編）

売り場を離れた私達は、取り敢えず買った品々を車に置こうと、駐車場に止めてあった私の車に向かった。

買った品々は婦人服売場で彼女が買った物だった。それを店員が紙袋に入れ彼女の両手には、数個の紙袋が持たれたあった。

エレベーターが、一階で止まり私達は駐車場に向かって歩き、数個の紙袋を車の中に置きショッピングモールの中へと戻った。

「麗奈さん。少し休憩しないか？」

「うん。」

私達は、一階にある喫茶店に入った。彼女の頭には私が買って上げた帽子がちょこんと乗せらてあったが

店の中に入り向かい合うようにテーブルにつくと彼女が、その帽子を脱ぎテーブルの上に置いた。

「麗奈さん。帽子はどう？気に入ってくれたかい？」

「うん。私、帽子って被ったことないから帽子で、こんなに変わるのね？恥ずかしいけど私、嬉しい。」

「そうか、気に入ってくれて良かったし本当に良く似合ってるよ。」

彼女が、アイスコーヒーを私は、ホットコーヒーを注文し、注文した品々がテーブルに届けられると飲みながら話しをしていた。

「お義父さん、今日はありがとう。お義父さんに私、聞いてもいい？」

「なんだい？」


「どうしたら私に、こんなにも似合う帽子が選べるの？」

「麗奈さんに、似合うから買ってって帽子が言ったんだよ。」

「えっ！嘘でしょう。帽子が言ったの？」

「そうだよ。」