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息子の嫁
第22章 退職届
「やっぱり駿は、ロマンチストなんだね?だって普通、男の人って、そんなこと云わないと想うよ……。」

「そうなのか?私は、思ったことを直ぐ口に出して言ってしまうから…。」

「駿」

「なんだい?」

「私――酔って歩けないみたい…。抱っこしてベットに連れてってくれない?」

「わかった。」

酔って歩けないと言った彼女を抱き上げ部屋に運び静かに、ベットに寝かせ私も、ベットに入ると彼女が私の頬に自分の頬をよせ唇を重ねた。


「駿…。ありがとう……。私、怖いくらいとっても今、幸せなの……。」


彼女は今、とっても幸せと云ったが、彼女を本当に幸せにするのはこれからだった。


彼女を抱き唇を重ね強く吸った。

「今夜は、眠れそうかい?」

「うん。私、いい夢を見られそう……。」

「じゃあ、さっきのは小芝居かい?」

「ごめん駿…。私、嬉しくて……。」

「じゃあ大丈夫なんだな?」

「私――駿に甘えたかったの……。」


彼女は、小芝居をしてたが大丈夫と云い「ごめん…。」と云いしょげた。

「麗奈に本当の幸せを感じさせて上げるのは、これからだから、一緒に幸せになろうな?」

「うん…。私――ごめんね……。今も駿が欲しい!でも無理はさせたくないから、もう寝よう?」

「麗奈…。すまない。私に、もっと体力があれば麗奈に寂しい想いはさせないのに…。」

「ホテルで、いっぱい頑張ってくれたじゃない…。私は満足してるから……。わがまま云ってごめんね?」

「焼き肉を食べた、スタミナは次に取っておくってことでどうだい?」

「うん…。私、その時が楽しみ……。」
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