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息子の嫁
第21章 離婚届
「駿、もう疲れは取れた?」

「麗奈は欲しいのかい?」

「うん…。だって特別な日だから…。それに私、離婚したら駿にって決めてたから疲れは取れた?」

「じゃあ髪形も、そうしようって決めてたのかい?」

「うん…。気分を変えたかったの……。駿に相談すべきだった?」

「短い髪形も、似合うって気ずかなかったよ良く似合ってるよ…。」

「ありがとう……。」

「じゃあ出掛けるよ麗奈…。」

「出掛けるって今から何処へ?」

「特別な夜を、二人で過ごせるところに行こう?」

「特別なところってホテル?」

「嫌かい?」

「ううん嬉しい……。」

「じゃあ行こう…。」

「このままでいい?」

「さあ行くよ…。」


そう言い、私が玄関に向かうと彼女も後を追うように玄関口に来た。

玄関の、ドアにカギを掛け私達は、私の車で走り出した。


「駿、明日はお仕事?」


彼女が聞いた。


「明日は仕事を休むよ……。」

「本当?」

「ああ…。今夜、麗奈とゆっくり過ごすために明日は仕事は休むよ……。」

「ありがとう駿……。」


車を隣町まで走らせ途中、ラーメン店で夕食をすませ私達はラブホテルに入った。

ホテルの中に入ると彼女が冷蔵庫から缶ビールを、二本抜き取り私に手渡した。


「駿、ありがとう……。」


ソファーに座り私達は、缶ビールの缶をコツンとあわせた。

彼女の手が動くと部屋の灯りに照され指輪が、キラキラ輝いた。

「麗奈…。今夜は特別な日なのに夕食が、ラーメンになってごめんな……。」

「ううん…。私、駿と一緒だから最高の夕食だと想った……。」
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