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息子の嫁
第18章 捜索依頼

「駿…。私、駿に何もして上げられ無いんだね?」
「違うよ麗奈…。麗奈は私に、とっても良くつくしてくれてるよ……。正直なところ私は、親子程も歳の離れた麗菜と愛し合う仲になるなんて考えたことも無かったし麗奈は、私のために大事な毛も剃ってくれたじゃないか…。
今度は私が麗奈のために頑張らなくちゃな…。そうだろう?
私は麗奈と私達の、子供達のために前に進む事だけを考えるからね…。」
「うん…。私は、どんな事があっても、どこまでも駿について行く……。」
「二人で前に進もう?」
「うん…。」
彼女が私に抱き付いた。
「麗奈…。ご飯を食べよう?」
「うん…。」
私は、職場に出勤する身仕度を整えた台所に向かった。
台所では彼女が、冷めてしまった味噌汁を温め直しているところだった。
「ごめんなさい…。冷めてしまったから温め直してたの……。」
何時もとは違い、身仕度を整えていた私を見て全てを察したように彼女が言った。
味噌汁が冷めてしまったのは彼女の性では無かった。
捜索依頼は、ともかく上司に言われた通り長期の有給休暇を取った後も職場での私の立場は、悪くなるだけで部下達の、私への接しかたも以前とは違い、落ち目な私を誰も上司とは思っていないようにも感じた。
そんな職場に行きたくないと言う、私の弱気な一面が出て私は気弱になっていたのだ。
彼女が私を起こしに部屋に来てくれたのはそんな時だった。
「違うよ麗奈…。麗奈は私に、とっても良くつくしてくれてるよ……。正直なところ私は、親子程も歳の離れた麗菜と愛し合う仲になるなんて考えたことも無かったし麗奈は、私のために大事な毛も剃ってくれたじゃないか…。
今度は私が麗奈のために頑張らなくちゃな…。そうだろう?
私は麗奈と私達の、子供達のために前に進む事だけを考えるからね…。」
「うん…。私は、どんな事があっても、どこまでも駿について行く……。」
「二人で前に進もう?」
「うん…。」
彼女が私に抱き付いた。
「麗奈…。ご飯を食べよう?」
「うん…。」
私は、職場に出勤する身仕度を整えた台所に向かった。
台所では彼女が、冷めてしまった味噌汁を温め直しているところだった。
「ごめんなさい…。冷めてしまったから温め直してたの……。」
何時もとは違い、身仕度を整えていた私を見て全てを察したように彼女が言った。
味噌汁が冷めてしまったのは彼女の性では無かった。
捜索依頼は、ともかく上司に言われた通り長期の有給休暇を取った後も職場での私の立場は、悪くなるだけで部下達の、私への接しかたも以前とは違い、落ち目な私を誰も上司とは思っていないようにも感じた。
そんな職場に行きたくないと言う、私の弱気な一面が出て私は気弱になっていたのだ。
彼女が私を起こしに部屋に来てくれたのはそんな時だった。

