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息子の嫁
第18章 捜索依頼

彼女が私に、味噌汁が冷めてしまった事をわびたが彼女が、部屋に来てくれた事で私は自分を見失わずにすんでいたのだ。
「麗奈…。さっきはありがとう……。私は、危うく自分を見失うところだったよ……。」
「そう…。駿…。男でも泣きたいって思った時は泣いてもいいと思うよ……。」
「麗奈…。」
「だって――今朝の駿は何時もと違ったから私――――」
「そうか麗奈には何も隠せないな?」
「そうよ…。駿は、とっても分かり易いから……。」
「今まで、こんなに弱気になった事って無かったから麗奈ごめん。」
「さあ食べよう?」
彼女が温め直した味噌汁と温かいご飯を茶碗によそい私達は食べ始めた。
食事が終わった後、何時もなら彼女と流し台に向かい一緒に洗い物をし手伝ってたが今朝は、その時間が私には無かった。
食事が終わり私が玄関にむかうと私を見送るために彼女も後をついて来た。
「駿…。大丈夫?」
彼女が心配そうに私に声を掛けた。
「大丈夫だから…。心配掛けてしまったな?」
「ううん…。今夜は熟カレーだから気を付けて帰って来てね?」
「分かった…。」
彼女にチュっとキスをし玄関を出て車に乗り走り出した。
職場に向かったが、それは何時もよりも特別、遅いってほどでもなかったが私は、誰よりも先に職場に着き自分の部所に、誰よりも先に入り部下達に朝の挨拶をしたかったからだ。
部下達と仕事をするのは後、僅かと決めていた。
部下達から見れば私は、まだこの部所の課長だった。
例え落ち目と言えども上司に挨拶をされ悪く思う部下はいないはず。
「麗奈…。さっきはありがとう……。私は、危うく自分を見失うところだったよ……。」
「そう…。駿…。男でも泣きたいって思った時は泣いてもいいと思うよ……。」
「麗奈…。」
「だって――今朝の駿は何時もと違ったから私――――」
「そうか麗奈には何も隠せないな?」
「そうよ…。駿は、とっても分かり易いから……。」
「今まで、こんなに弱気になった事って無かったから麗奈ごめん。」
「さあ食べよう?」
彼女が温め直した味噌汁と温かいご飯を茶碗によそい私達は食べ始めた。
食事が終わった後、何時もなら彼女と流し台に向かい一緒に洗い物をし手伝ってたが今朝は、その時間が私には無かった。
食事が終わり私が玄関にむかうと私を見送るために彼女も後をついて来た。
「駿…。大丈夫?」
彼女が心配そうに私に声を掛けた。
「大丈夫だから…。心配掛けてしまったな?」
「ううん…。今夜は熟カレーだから気を付けて帰って来てね?」
「分かった…。」
彼女にチュっとキスをし玄関を出て車に乗り走り出した。
職場に向かったが、それは何時もよりも特別、遅いってほどでもなかったが私は、誰よりも先に職場に着き自分の部所に、誰よりも先に入り部下達に朝の挨拶をしたかったからだ。
部下達と仕事をするのは後、僅かと決めていた。
部下達から見れば私は、まだこの部所の課長だった。
例え落ち目と言えども上司に挨拶をされ悪く思う部下はいないはず。

