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息子の嫁
第2章 第二章
「気ずかれなかったと思うよ」


そう言うと彼女が、ゲラゲラ声を上げ笑った。


「麗奈さん…。もうその話しは勘弁してださい。」


尚も彼女が笑い続け


「だって職場で私に、云うことをモグモグ、口の中でお義父さんが言ってかと想ったら可笑しくて……。」

そう云った後「ごめんなさい。」と私に、云い下を向きしょげてた。

正直、声を上げゲラゲラ笑う彼女を見たのは始めてだった。


「麗奈さんは、笑った顔も可愛いから顔を上げて呑もう」


それから彼女が顔を上げ私の、オチョに酌をし私も彼女のオチョに酌をし、オチョをコツンと合わせ飲み始めた。

「麗奈さんって、あんな笑い方が出来る人だったんだな?」


彼女は、声を上げ笑った事を私に謝り、声を出した事で身体が軽くなったような気がすると私に教えた。

私も、自分の想いを声に出し彼女に伝えた後、彼女と同じく身体が軽くなった気がすると彼女に伝え

「ありがとう…。お義父さん。私――やっぱり、お義父さんが好き。」


そう云ってくれた彼女が、私も好きだったし心から愛してたが、何と言う運命なのかと彼女が息子の妻だという事実を恨んだ。

それを忘れるように酒を酌み交わし用意したお酒も、つまみも、もうなくなってた。


「あらっ!もうお酒が」


そう云った彼女の口を唇で塞ぎ抱いた。


「お義父さん」「麗奈さん」互いに想いは一緒だったのだろう彼女も、積極的に私の唇を吸い舌を口内で絡ませた。
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