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息子の嫁
第14章 婚約指輪

焼き肉店に着き、店内に入ると既に数組のお客がいて、食べたり飲んだりと、ガヤガヤ話し声が聞こえ店内が、少しうるさく感じる程だった。
店員にテーブルに案内されテーブルをはさみ私達は、向かい合うように椅子に座った。
彼女が、思いがけない事を私に言ったのは注文が終わり店員が私達の、テーブルから去った後だった。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私――今夜は家に帰りたくないの…。どこかに泊まっていかない?」
身をのりだし私にしか聞こえない程の、小さな声で彼女が言った。
彼女は、実家で私が想像してた以上に、嫌な想いをしたであろう事は彼女が、帰って来た時の態度で私にも何となくわかってた。
「わかった…。じゃあそうしよう……。」
「ありがとう…。」
「生ビールは飲まないのかい?」
「だって私だけだから――」
「飲んでいいから麗奈、大ジョッキで飲んでみるかい?」
「お義父さんは?」
私は小を、彼女には大ジョッキの生ビールをと私が注文した。
「お義父さん…。私も、スマホの電源を切るからお義父さんも切って?」
彼女は、位置情報を知られるのを警戒し私に、そう言い私もスマホの電源を切った。
位置情報が知られるかもとは、そんな事を今まで私は考えた事もなかったが、確かに彼女の言う通りだった。
「切ったから…。大丈夫だから、いっぱい食べるんだぞ?」
「うん…。」
彼女が、にこっと微笑んだ。
店員にテーブルに案内されテーブルをはさみ私達は、向かい合うように椅子に座った。
彼女が、思いがけない事を私に言ったのは注文が終わり店員が私達の、テーブルから去った後だった。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私――今夜は家に帰りたくないの…。どこかに泊まっていかない?」
身をのりだし私にしか聞こえない程の、小さな声で彼女が言った。
彼女は、実家で私が想像してた以上に、嫌な想いをしたであろう事は彼女が、帰って来た時の態度で私にも何となくわかってた。
「わかった…。じゃあそうしよう……。」
「ありがとう…。」
「生ビールは飲まないのかい?」
「だって私だけだから――」
「飲んでいいから麗奈、大ジョッキで飲んでみるかい?」
「お義父さんは?」
私は小を、彼女には大ジョッキの生ビールをと私が注文した。
「お義父さん…。私も、スマホの電源を切るからお義父さんも切って?」
彼女は、位置情報を知られるのを警戒し私に、そう言い私もスマホの電源を切った。
位置情報が知られるかもとは、そんな事を今まで私は考えた事もなかったが、確かに彼女の言う通りだった。
「切ったから…。大丈夫だから、いっぱい食べるんだぞ?」
「うん…。」
彼女が、にこっと微笑んだ。

