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息子の嫁
第14章 婚約指輪

「気に入ったのがあって良かったね?」
「うん…。」
そう返事を返した彼女は両手で蓋をし、指輪の入ったケースを持っていた。
それから10分程、車を走らせお墓に着いた。
こちらへは一度、お墓参りに来てたので今度は、迷う事もなく海岸とくゆうの狭く急な坂を登った。
「さあ着いたよ…。」
駐車場から、お墓までもが急な坂道だった。
車からおりた彼女が、水道の蛇口をひねり手桶に水を注ぎ、それを私が片手で持ち坂道を登り、彼女の叔母さんが眠るお墓に着いた。
我が家に嫁ぎ、始めてお盆の墓参りをした時から彼女は、そうだったが暑い日には墓石の頭からは、決して水を掛ける事をしなかった。
今日も彼女は、叔母さんに話し掛けながら墓石の横を濡らすように水を掛けてた。
墓石が熱くなっている時は、頭から水を掛けると墓石にヒビが入る事から暑い日は、頭から水を掛けてはだめなのだ。
23才の時に結婚し、我が家に嫁いで来たが若い娘にしては、物事を知った子だなとその時、私を感心させた事を思い出しながら私は彼女を見てた。
水を掛け終わると買って来た花をそえ、ロウソクを立てお線香をたむけた。
「叔母ちゃん…。また来たよ…。今日はね、お義父さんが、叔母ちゃんに報告する事があるからって……。
だから怒らないで、お義父さんの話しを聞いて上げてね叔母ちゃん……。」
そう言った後、両手を合わせ一礼した。
「うん…。」
そう返事を返した彼女は両手で蓋をし、指輪の入ったケースを持っていた。
それから10分程、車を走らせお墓に着いた。
こちらへは一度、お墓参りに来てたので今度は、迷う事もなく海岸とくゆうの狭く急な坂を登った。
「さあ着いたよ…。」
駐車場から、お墓までもが急な坂道だった。
車からおりた彼女が、水道の蛇口をひねり手桶に水を注ぎ、それを私が片手で持ち坂道を登り、彼女の叔母さんが眠るお墓に着いた。
我が家に嫁ぎ、始めてお盆の墓参りをした時から彼女は、そうだったが暑い日には墓石の頭からは、決して水を掛ける事をしなかった。
今日も彼女は、叔母さんに話し掛けながら墓石の横を濡らすように水を掛けてた。
墓石が熱くなっている時は、頭から水を掛けると墓石にヒビが入る事から暑い日は、頭から水を掛けてはだめなのだ。
23才の時に結婚し、我が家に嫁いで来たが若い娘にしては、物事を知った子だなとその時、私を感心させた事を思い出しながら私は彼女を見てた。
水を掛け終わると買って来た花をそえ、ロウソクを立てお線香をたむけた。
「叔母ちゃん…。また来たよ…。今日はね、お義父さんが、叔母ちゃんに報告する事があるからって……。
だから怒らないで、お義父さんの話しを聞いて上げてね叔母ちゃん……。」
そう言った後、両手を合わせ一礼した。

