この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
息子の嫁
第14章 婚約指輪

夕べの営みが終わった後、彼女の寝顔を見ながら私は考え事をしてた。
彼女と一緒に暮らす事そして将来、私達は結婚する事を誓いあってもいたし彼女も、私と結婚することを喜んでくれてた。
息子と離婚してないため今、私達が直ぐ結婚する事は出来なかった。
彼女は今日、実家に呼び出されていた。
きっと母親や、彼女の兄と激しい口論になるだろう事が私には想像が出来た。
どんな事を云われ彼女が、どんなにか嫌な想いをするだろう事も、私には手に取るようにわかってた。
彼女が私の元に帰ってくる勇気を――――ただの約束だけではなく、それを形にするのには――その時、彼女に婚約指輪を上げようと、そう決めた。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私、今日は何を着て行ったらいい?」
「今日は喪服にしないか、色々な意味で私達が一緒に出掛けるのには、それが一番だと想うんだがどうだろう?」
「そうね…。じゃあ、お墓参りだし私も喪服にします……。」
「そうしょう…。」
「うん…。」
私達が一緒に、出掛ける時には何かと気をつかう必要があった。
食事が終わると彼女が後片付けをし、流し台で食器類を洗おうとしてたところだった。
そんな彼女の隣りに私も並んで立った。
「手伝うよ…。」
「本当…?」
「洗い物は得意だから…。毎日、私にも手伝わせてくれないかい?」
「いいの?」
「ああ…。洗い物は得意だから……。」
彼女と一緒に暮らす事そして将来、私達は結婚する事を誓いあってもいたし彼女も、私と結婚することを喜んでくれてた。
息子と離婚してないため今、私達が直ぐ結婚する事は出来なかった。
彼女は今日、実家に呼び出されていた。
きっと母親や、彼女の兄と激しい口論になるだろう事が私には想像が出来た。
どんな事を云われ彼女が、どんなにか嫌な想いをするだろう事も、私には手に取るようにわかってた。
彼女が私の元に帰ってくる勇気を――――ただの約束だけではなく、それを形にするのには――その時、彼女に婚約指輪を上げようと、そう決めた。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私、今日は何を着て行ったらいい?」
「今日は喪服にしないか、色々な意味で私達が一緒に出掛けるのには、それが一番だと想うんだがどうだろう?」
「そうね…。じゃあ、お墓参りだし私も喪服にします……。」
「そうしょう…。」
「うん…。」
私達が一緒に、出掛ける時には何かと気をつかう必要があった。
食事が終わると彼女が後片付けをし、流し台で食器類を洗おうとしてたところだった。
そんな彼女の隣りに私も並んで立った。
「手伝うよ…。」
「本当…?」
「洗い物は得意だから…。毎日、私にも手伝わせてくれないかい?」
「いいの?」
「ああ…。洗い物は得意だから……。」

