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息子の嫁
第12章 世間の目
「じゃあ、お風呂とトイレ掃除、掃除機は私が掛けるから終わったら何がしたい?」

「お掃除も手伝ってくれるの?」

「ああ…。私が全部やるから終わったら何がしたい?」

私は母親が幼い子供に聞くように彼女に聞いた。

「お義父さんは、何かしたい事があるの?」

「私も、手伝うから終わったら目覚まし時計を、セットして昼寝をしないかい?」

「終わったら寝るの?」

「そうだよ…。夕べは私達は十分に寝てないだろう?世間の人達と、付き合って行くのには体力を消耗するから体力を、蓄えておかなきゃな?」

「そうね…。家にばかりも居られないしね?」

「だろう…。これから、どんな事が興るのかは分からないけど体力を、蓄えておかなきゃな?」

「わかった…。」

「飲みたかったら作ってやるぞ…。」

「お義父さんは?」

「運転があるから掃除が終わってから一杯だけかな?」

「じゃあ、私も全部終わってからにします…。」


それから各々、すべき事を始め私は、トイレとお風呂を最初に掃除した。

それらが終わり、掃除機を掛けていた時に彼女が私に声を掛けた。

「お義父さん…。大丈夫?」

「麗奈が、来るまでは私が全部やってたから、楽勝だよ…。」

「そうなの…。」

「麗奈は、洗濯かい?」

「うん…。お義父さん、私達が寝た後のシーツを見た?」

「シーツは見てないけどシーツが、どうかしたのかい?」

「ううん、いいの…。」

「そうか…。もう少しで終わるから終わったら旨い生ビールを飲もうな?」

「うん…。」
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