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息子の嫁
第12章 世間の目
ベッドから起き上がり私達は、食事の前にシャワーを浴びた。

彼女が髪を洗っている間、私はお風呂に入り彼女を見てた。

髪を洗う彼女に私が、手伝える事はなにもなかった。

私は只、シャワーを浴び、身体を洗い流す彼女を見ていた。

彼女が頭から浴びてた、シャワーの水が首筋から色白な彼女の乳房へと流れ落ち、流れ落ちた水がお腹から下腹部へと伝い両脚を濡らし流れ落ちた。

それは、まるで滝をも想わせる程の女体を私は只、見ていた。

こんなにも芸術的な目で、裸の女体を見たことがなかった。

妻も、同じ事をしていたのに、どうしてそのように想えなかったのがが不思議にも想えた。


「お義父さん…。どこを見てるの?」


彼女の、その言葉に、はっとし我に返った程に私は彼女の裸体を見続けてた。


「麗奈が、綺麗だから見惚れてたよ…。」

「本当?」

「ああ本当だよ…。とっても綺麗だ……。」

「そう――。私も一緒に入っていい?」

「おいで…。」


彼女は、私に抱かれるように背中を向け、お風呂に入った。


「お義父さん」

「なんだい?」

「お義父さんは、どうして再婚しなかったの?」

「どうして、そんな事を聞くんだい?」

「だって、女が喜びそうな言葉をすらすら言うから、どうしてかなって?」

「そう言われても、一緒にお風呂に入りたいと想う女性が私には、いなかったのかもな…。」
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