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息子の嫁
第12章 世間の目
「お義父さん」

「どうした?」


彼女は、身体が痺れて動けないから着てた衣服を、脱がせて欲しいと云った。


「そうか…。すまない。」


彼女を激しく責めた事を悔やみ私は、パニックになってて彼女の衣服の事を考えてやれなかった。

下半身は何も身に付けはいなかったが、Tシャツを着たままだったので、それを脱がせ彼女の両腕から抜き取った。


「ありがとう…。」

「大丈夫かい?」

「うん」


彼女を抱き寄せ短いキスを交わした。


「お義父さんと、こうして抱き合ってるって私――まるで夢のよう……。」

私も彼女と想いは一緒だったし月日は、あっという間に過ぎ去るものと、そう想ってたが、まだ有給休暇を取り二日しか経っていなかった。

私達、公務員は完全、週休二日制だった。

有給休暇の間にも土、日曜日がありその日は有給休暇には含まれないとしても全部で、七日間の休みを取らなければならなかった。

「お義父さん…。朝食は?」


これといって予定があるわけでもなかったし連れ立って旅行するわけにもいかなかった。


「今日も休みだから、もう少しゆっくりしようか?」


「うん…。」


彼女は、私と一緒に同じベットで過ごせることを喜んだ。
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