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息子の嫁
第11章 彼女が見た夢
料理を作り始め卵が、だし汁を吸い込むようにフライパンの回りが、グツグツと音を立て始め料理が出来上がった。


「さあ出来たぞ…。」


彼女のテーブルに、シジミの味噌汁と出来立ての玉子丼を置き私達の夕食が始められた。


「美味しい!!」

「そうか食べられそうかい?」

「うん…。とっても美味しい!!」


そう言いながら食べる彼女を私は、箸を止め見ていた。


「お父さんは食べいの?」

「元気になって良かったな?」

「だって病は気からって言うでしょう、今の私は幸せいっぱいだから……。」


満面の笑みを浮かべ、食べていた彼女を見て私は彼女の、笑顔を守って上げようと自分に誓った。


「ああ美味しかった……。」


彼女が完食し私に笑顔を向け


「お父さん…。私、お風呂に入りたい……。」

「じゃあ、心配だから私も一緒でいいかい?」

「うん…。」


風呂場に入ると彼女が、私を椅子に座らせ背中を洗ってくれた。


「大丈夫かい?」


脱衣場では、よろめき私に衣服を脱がさせてたので心配で私は聞いたが


「ほらっ…。もう元気になったから……。」と彼女が両腕を大きく回した。

「えっ!じゃあさっき、よろけて私の顔に押し付けたのは?」


「へへへっ」と彼女が笑った。

「じゃあ、私にパンティーを脱がさせたのも?」

「うん…。」


「全部、小芝居だったのかい?」
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