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息子の嫁
第8章 噂(うわさ)

その後、部屋を出て風呂場に行き洗面器に温かいお湯を注ぎ、タオルと一緒に彼女が寝ていた私の部屋に持ち込んだ。
最初に温かいお湯に浸したタオルで顔を拭いて上げた。
「温かくて気持ちいい……。」
その後、パジャマを脱がせ背中を拭いた。
「気持ちいい……。」
「そうか…。」
汗ばんでた首筋から鎖骨の上と拭き終わった頃、彼女が私を呼んだ。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私――もうこの町で買い物に行きたくない…。」
「そうか…。麗奈さんは買い物に行った時に噂話を聞いたのかい?」
「私を妻とも知らない人達が傍で、あの人の事を面白おかしく話してたの……。」
「そうか――。」
「お父さんも知ってたの?」
私は職場のトイレで偶然、知った事を彼女に話した。
今は、SNSで直ぐ情報が飛び交い誹謗や中傷が独り歩きをし、当事者を平気で傷付ける時代とも言えた。
彼女は、買い物に行きたくないんだと小さく、叫ぶように私に言った。
「麗奈、買い物は私が仕事から帰ってから、よその町で買うようにしよう?」
「うん。でも――――。」
「なんだい?」
「職場の皆が知ってるんなら、お父さん職場に行きにくくなるね?」
確かに彼女が言うとおり役所には、行きにくくはなると私も想ってたが今は、自分のことよりも彼女を、元気付けて上げなければならない時だった。
「大丈夫。年はとってるが私は、男だから心配しなくていいから早く元気になってもらわなきゃな?」
「ごめんねお義父さん。」
「いいからゆっくり身体を休めなさい。ちょっと出掛けるけど私は直ぐ戻るから心配要らないから。」
汗を掻き寝てたので私は、彼女の脱水症状が心配になり一旦、部屋を出た。
最初に温かいお湯に浸したタオルで顔を拭いて上げた。
「温かくて気持ちいい……。」
その後、パジャマを脱がせ背中を拭いた。
「気持ちいい……。」
「そうか…。」
汗ばんでた首筋から鎖骨の上と拭き終わった頃、彼女が私を呼んだ。
「お義父さん」
「なんだい?」
「私――もうこの町で買い物に行きたくない…。」
「そうか…。麗奈さんは買い物に行った時に噂話を聞いたのかい?」
「私を妻とも知らない人達が傍で、あの人の事を面白おかしく話してたの……。」
「そうか――。」
「お父さんも知ってたの?」
私は職場のトイレで偶然、知った事を彼女に話した。
今は、SNSで直ぐ情報が飛び交い誹謗や中傷が独り歩きをし、当事者を平気で傷付ける時代とも言えた。
彼女は、買い物に行きたくないんだと小さく、叫ぶように私に言った。
「麗奈、買い物は私が仕事から帰ってから、よその町で買うようにしよう?」
「うん。でも――――。」
「なんだい?」
「職場の皆が知ってるんなら、お父さん職場に行きにくくなるね?」
確かに彼女が言うとおり役所には、行きにくくはなると私も想ってたが今は、自分のことよりも彼女を、元気付けて上げなければならない時だった。
「大丈夫。年はとってるが私は、男だから心配しなくていいから早く元気になってもらわなきゃな?」
「ごめんねお義父さん。」
「いいからゆっくり身体を休めなさい。ちょっと出掛けるけど私は直ぐ戻るから心配要らないから。」
汗を掻き寝てたので私は、彼女の脱水症状が心配になり一旦、部屋を出た。

