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第8章 噂（うわさ）

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今日は仕事を休み、玄関と勝手口の鍵を付け替えるために業者わ頼み終わったのはお昼、少し前だった。

私は、新しい鍵を彼女に手渡しだ。

「麗奈。玄関と勝手口の鍵を替えたから智輝が来ても家の中には、入って来られないから知らない人が来ても家に入れちゃ駄目だよ。」

「うん。」と彼女が返事をし「お義父さん。お昼ごはん何がいいかなあ？」

そう彼女が私に聞いた。

今朝、私達は朝ごはんを食べてなかった。

日中は私が予感してた通り暑かった。

「暑いから冷やし中華でどうだい？」

彼女の額には、うっすらと汗が滲んでた。

それを見て私は、冷やし中華にし今日の、昼食が決まり彼女が台所に移った。

その後を追うように私も、台所に来て食卓用の椅子に腰掛け座った。

そんな私を見て彼女が、ニコニコ笑顔を振りまきお気に入りの猫を散りばめたエプロンを身に付け、お昼ごはんの仕度をしてた。

「お義父さん。鍵を替えてくれてありがとう。」

鍵を付け替えた事で彼女に、そして私にも安心がうまれ、この部屋が私達だけの空間になった事を私は喜んでた。

きっと彼女もそう感じてたのだろう私達は新婚のように振る舞ってた。

「さあ出来たわよ。お義父さん食べよう？」

彼女が、出来た冷やし中華を食卓用の椅子に座ってた私の前に置いた。

「今朝は、私……朝ごはんも食べさせてなかったら、これで足りるかなあ？」

そう彼女が不安そう云い

「足りなかったら麗奈を食べるから大丈夫だよ。」

そう言い笑うと彼女が、ポット顔を紅くした。

「麗奈はパクってするかい？」

「やめて！食べられなくなるから……。」そう云い彼女も笑った。