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息子の嫁
第7章 夫婦喧嘩
その安心感が私達には、あったのかも知れないが息子が早く帰って来た事で、三人が怒鳴りあい風呂場は修羅場と化した。

彼女に背中を擦られムクムクと自然に私の分身がいきり立っていた。

それを、あろう事か彼女の夫でもある息子の智輝に見られていた。

息子に見られ修羅場とは化してはいたが寧ろ、これが風呂場で良かったと私は思った。

「麗奈。お前達デキテんじゃないだろうな、麗奈どうなんだい?」

「智輝。いい加減にしろ!なんだデキテるって。お前こそ外に女が居るそうじゃないかお前は、どうしてしまったんだ?」

「親父に聞いてねえよ。俺は麗奈に聞いてるんだ。どうなんだよ麗奈?」

「智輝!」

「なんだよ。親父は麗奈をかばうのかよ。麗奈どうなんだよ。はっきり答えろ?」

「ばっかじゃないの。どうして私とお父さんが、そんな関係になるのよ。もう……私、あなたとはやってらんないわ。」

彼女が、風呂場から飛び出すように出て行き息子が、その後を追うように出て行った。

修羅場とは化したが、もしこれがリビングで彼女を抱いてた時だったらと想うと背筋に冷たいものが走った。

ここからは、息子夫婦の言い争う声は聞こえて来なかったが、どんな状況になって居るのかは容易に想像する事が出来た。

風呂から上がってよいものかどうか私は迷いながら、まだ風呂の中に入ってた。

私が動かなければ、水の音も立たない、ここだけが静かなような、そんな気がした。

何時までも入ってる訳にもいかず私は、お風呂から出る事に決め、風呂から出た。
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