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息子の嫁
第7章 夫婦喧嘩

根しょうがを、おろし金でスリながら私が、カツオを切るのを彼女は見ていた。
「そんなに厚く切るの?」
「そうだよ。カツオは、分厚く切った方が美味しいんだぞ。」
「私の口に入るかしら?」
「口を大きく開けて、パクってすれば大丈夫だから。」
「お義父さんの言い方、なんか卑猥に聞こえるんだけど……。」
「そうかい?」
「そうよパクって。」
私が声を上げ笑うと彼女も笑った。
その後、カツオを切り終え夕食が始められた。
「さあ口を大きく開けて、パクっていってみろ。」
「やだあ……。お父さんパクって私、食べられなくなるからやめて。」
「そうかパクっていくんだぞ?」
「お義父さん。」
彼女が私を叱るように語尾を強く云った。
「どうだい美味しいだろう?」
「美味しい!!口の中で、カツオの旨味がパーと広がる感じで、とっても美味しい!!」
「だろう?」
その後、食べながら私は漁師との出会いから魚のさばき方までを彼女にまくし立てるように話した。
「お義父さんって、こんなに喋る人だったんだね?」
彼女に、そう云われるまで私は自分では気付いてなかった。
確かに私も、以前に比べよく喋ってた気がした。
「麗奈さんが私を喋る人にしてくれてるんだよ。」
「私が?」
「そうだよ。」私は、にこっと彼女に微笑んだ。
夕食を済ませた後、脱衣場で衣服を脱ぎ風呂場に入ったが、その少し後から風呂場の引き戸越しに彼女の声がした。
「お父さん入りますよ……。」
彼女が入って来た時、私は反射的にタオルで前を隠した。
その様子を見て彼女が、クスクス笑った。
「もう私、お父さんのを何度も見てるから隠す事ないのに……。」
「そんなに厚く切るの?」
「そうだよ。カツオは、分厚く切った方が美味しいんだぞ。」
「私の口に入るかしら?」
「口を大きく開けて、パクってすれば大丈夫だから。」
「お義父さんの言い方、なんか卑猥に聞こえるんだけど……。」
「そうかい?」
「そうよパクって。」
私が声を上げ笑うと彼女も笑った。
その後、カツオを切り終え夕食が始められた。
「さあ口を大きく開けて、パクっていってみろ。」
「やだあ……。お父さんパクって私、食べられなくなるからやめて。」
「そうかパクっていくんだぞ?」
「お義父さん。」
彼女が私を叱るように語尾を強く云った。
「どうだい美味しいだろう?」
「美味しい!!口の中で、カツオの旨味がパーと広がる感じで、とっても美味しい!!」
「だろう?」
その後、食べながら私は漁師との出会いから魚のさばき方までを彼女にまくし立てるように話した。
「お義父さんって、こんなに喋る人だったんだね?」
彼女に、そう云われるまで私は自分では気付いてなかった。
確かに私も、以前に比べよく喋ってた気がした。
「麗奈さんが私を喋る人にしてくれてるんだよ。」
「私が?」
「そうだよ。」私は、にこっと彼女に微笑んだ。
夕食を済ませた後、脱衣場で衣服を脱ぎ風呂場に入ったが、その少し後から風呂場の引き戸越しに彼女の声がした。
「お父さん入りますよ……。」
彼女が入って来た時、私は反射的にタオルで前を隠した。
その様子を見て彼女が、クスクス笑った。
「もう私、お父さんのを何度も見てるから隠す事ないのに……。」

