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息子の嫁
第7章 夫婦喧嘩
「ごめんなさい私……。」

「気にしないで、ゆっくり食べなさい。」

身仕度を終え玄関に来ると、彼女が私を待っててくれた。

「じゃあ行って来る。」

チュっとキスをし彼女に、見送られ玄関を出て車に乗り職場に向かった。

何時もは身体が重くも感じられてたが彼女と、愛し合うようになり元気も出て、気の性かなんだか身体も以前に比べ軽くなった気がした。

それは、仕事を終え我が家に帰る時になおさら私は、そう感じるようになっていた。

玄関のドアを開け、彼女に出迎えられ家の中に一歩入り「ただいま。」そう言った後、彼女を抱き寄せキスをした。

「お義父さん。」

「なんだい?」

「お風呂にする?それとも食事にする?」

彼女は何時も私が、食事が先だと分かっていながらも、わざと私にそう訊いた。

「そうだなあ……。今日は先に麗奈さんを食べようかな?」

「えっ!私を食べるの?」

「だめかい?」

「だって私……。まだお風呂にも入ってないし……。」」

「じゃあ、お風呂に入ったら食べてもいいのかい?」

「考えておきます……。」

その後、彼女が頰を紅く染め私の胸に頬を押し付けた。

「麗奈さん。着替えたいんだけど、まだこうしていたいかい?」

「あっ!私ったらまた……。」

そう私が言った後、彼女が私の身体から離れ、うつむいてた。

声を上げ笑いながら私は、自分の部屋に入り着替えを終え台所に来ていた。

台所に入ると、まな板の上にカツオが乗ってた。

「刺し身にするのかい?」

「うん。食べる直前がいいかなって、まだ切ってないの……。」

「刺し身は私が切るから麗奈さんは、根しょうがをすっててくれないかい?」

「お義父さんが切るの?」

「私のは漁師仕込みだから豪快だよ。」
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