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哀色夜伽草紙
第12章 アナタと生きたい
「はぁっ、もう……我慢できない」

壱くんが、口からモノを引き摺り出すと省吾を急かした

「早くイケ」

「うるさい」

今度は口の中に省吾の肉塊が入り込んできて、頬を押さえられながら何度も出し入れされた。

その間に壱くんが薄い膜を着けていたようで、足を片方高く持ち上げて私のクレバスに先程よりも膨らんだ自身を挿し込んできた。

「あああっ…」

その瞬間、突き抜けるような快感に省吾の昂ぶりを口から押し出しそうになる。

「はぁ……形は変わってない。琴莉はやっぱりオレのモノだろ?」

「壱く……」

ピタリと吸い付くような壱くんのソレがもっと欲しくて思わず突いてとせがんでしまう。
すると、省吾を咥えたままだらしなく開いてしまった口を省吾の指が触れた

「琴莉、口でやってよ、もっと」

「んんッ!」

そのまま後ろでは壱くんが私を突いて、省吾は頭を掴んで激しく口で抜き差しをした。そのどうしていいか分からない同時の刺激に朦朧として、私は涙目になる

前後で貫かれた身体はまだまだと求めて啼いた。

「可愛い琴莉、もう離さない」

美しく身体をしならせながら私を突く壱くんに涙が出た

やはり私は壱くんが好き、そして省吾が好き。

「あぁ……イク、出るよ……」

壱くんが欲を吐き出して、その後すぐに省吾が私を後ろから突いた。

「ああッ」

「琴莉、琴莉……」

白い世界があちこちから私を包んで、二人の男性に執拗に愛された身体は制御出来ないほどに痺れて震えて…快感に動けなくなった。

そして、そのまま意識を手放せば、二人が話す声がぼんやりと意識の外側で聞こえた

「これからもお前は琴莉を手に入れることは出来ないよ……絶対に……なぜなら……」

「それなら……」

「それで……琴莉が幸せになるのなら……」

そこでプツリと意識が途絶えた

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